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乳腺切除 アンジェリーナジョリー 予防手術 遺伝子検査 日本の事情 [メディアとニュース]

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アンジェリーナジョリーの乳腺切除のニュースが話題になりましたが、
乳腺切除とはどういう手術なのでしょうか?

乳腺とは母乳を作る器官でして、
乳がんが発生する場所が乳腺なんだそうです。

それを切除するということは母乳がでなくなるということですが、
乳房の中身の大部分がなくなるということでもあるので
胸はぺったんこになってしまいます。

ですからインプラントによる胸の再生手術を行ったと
アンジェリーナジョリーは告白しています。

彼女が受けた遺伝子検査ですが、
日本の場合、その検査を行っている医療機関そのものが少ない上に、
あったとしても保険適用外であって検査費用は30万円程度かかるようです。

(昭和大学病院の場合28万円だそうです)

検査を行っている医療機関はこちらを参照

http://www.familial-brca.jp/where/

予防手術も保険適用外だそうで、
そもそもこの手術を実施している医療機関は日本ではないみたいです。

ですから、定期的な検診を受けて乳がんの早期発見に努めるしかないようです。


なぜ予防手術を行わないのか?

ということですが、

先述したように乳房の中身の大部分を切除するわけですから

”健康な乳房を切除するのはどうなのか?”

という倫理的な問題があるみたいです。

親から貰ったキレイな体を発症もしていないのに傷をつけてもイイのか?

ということなのかもしれません。


ところが遺伝性乳がんというものが日本においても増えていて
この遺伝子を受け継いだ人は若くして乳がんを発症するリスクが高いそうです。

日本での乳がん発症数は年間約6万人だそうですが、
このうち5~10%が遺伝性乳がんなんだそうです。
かなりの確率ですよね。

アメリカのデータによると遺伝子に変異がある人の8割が乳がんを発症しているそうです。

つまりは親とか親戚で乳がんを発症している場合は
その人も乳がんを発症する可能性が高いと言っても過言ではないわけです。

早期発見で発症してから切除するのか?
発症する可能性が高い人は予防として先に切除するのか?

悩ましいところですが、
定期健診については自分で触診したり、
またはマンモグラフィーを受けたりすることを奨励するしかないのが現状みたいですが、
それでも発見が遅れる人は多いようです。

いざ発症したときに受けるショックを考慮すれば、
正常なうちに遺伝子検査を受けて結果が思わしくなければ、
予防手術を選択するのか、もしくは早期発見を心がけて
いざ発症した時に切除するのか、
という選択肢はあった方が良いと思います。

保険適用外だから遺伝子検査や予防手術が一般的でないのは
ピンクリボンを推進している日本の医療の本気度が疑われます。

アンジェリーナジョリーのような有名人による今回の乳腺切除というニュースが
日本の乳がん対策の遅れを露わにしたということでは
良いニュースだったと思います。

これを機に乳がん撲滅にむかってもっと前進するといいですよね。




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