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下町ロケットドラマ感想 第1話は絶対観た方がイイです! [テレビドラマ]

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日曜ドラマ”下町ロケット”の評判が良いようです。

当然ですよね。池井戸ドラマは観るものを引き付ける
”黄金の不文律”とも言える要素がふんだんに盛り込まれているのですから。

それは、

主人公の挫折⇒破滅する程の危機が訪れる⇒力を合わせて危機を乗り越える
⇒悪が滅びる

要するに典型的な”勧善懲悪”なんです。

時代劇で言うところの「水戸黄門」だったり「遠山の金さん」だったりと
最後は必ず正義が勝つ、といった分かりやすいストーリーなんですね。

それって観ている者の胸がスカっとするわけです。

ハラハラドキドキしながら予定調和のように主人公が勝つ!
これほどわかりやすいストーリーはないのですが、
奇をてらったような結末でないところも視聴者の好感を得ることに
成功しているのです。


ドラマでは法廷闘争で、原作にない佃社長による証人尋問のシーンが
ありますが、その場面で佃社長がはっきり言ってます。

「正義は我にあり!!」

ちょっと臭すぎてそのシーンはやや興ざめしたのですが、
原作ではその場面はありませんし、神谷弁護士の活躍で勝ちに等しい和解を
することができてます。

佃社長の熱血漢ぶりをドラマという時間制約のある中で、
端的に表現するためにあの証人尋問のシーンをもってきたんでしょうね。


ドラマ「下町ロケット」は池井戸潤の直木賞作品「下町ロケット」と、
その続編「下町ロケット2」を合わせたものです。


下町ロケット (小学館文庫)

下町ロケット (小学館文庫)

  • 作者: 池井戸 潤
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2013/12/26
  • メディア: 文庫




下町ロケット2 ガウディ計画

下町ロケット2 ガウディ計画

  • 作者: 池井戸 潤
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2015/11/05
  • メディア: 単行本




1部と2部を合わせてドラマ化するというのは
ドラマ「半沢直樹」と同じですよね。

第5話はロケット編最終回ということなので、
小説「下町ロケット」の内容を最後までやってしまう
ということなので慌てて「下町ロケット2」を購入して
読んでみたので、これで原作とドラマの相違を楽しむ
といったカンジでテレビを観ることができます。

原作を読んだものとしての感想ですが、
結論から言えばドラマは大変良くできていると言えます。

通常、原作をドラマ化した場合は、どうしても原作に
適わない場合が多いのですが、「半沢直樹」もそうですが、
この「下町ロケット」も原作を忠実に大きく逸脱しないように
映像化しながらも、原作では味わえないような部分を
映像化することに成功しています。

例えばロケットが打ちあがるシーンなどは、
原作を読んだかぎりでは、ロケットを飛ぶ想像しかできないわけですが、
それを映像で実際に観てみるとその迫力には適わないわけです。

また、阿部寛演じる佃航平社長の熱い演技は原作そのものの熱血漢
を見事表現していることから、原作を読んだ者にも違和感どころか
頭の中の映像をホンモノの映像にしてなぞることができるので
更に面白さが増すといった効果があります。

そして連続ドラマという時間の制約のあるものなので
ある程度の凝縮や、映像上、こうした方が面白味が増す、
といった演出があるわけですが、
そのシーンは明らかに原作よりも優れてたりするので
演出家の力量を感じることもできます。

「このシーンがこんな風に表現できているのかぁ」

「この部分は原作よりも良く描かれているな」

などと二重の楽しみを味わうことができるので、
まだ原作を読んでいない方は、原作を読まれることをお勧めします。

もっとも原作を読んでしまえば、結末もわかってしまうので、
結末はドラマで知るまで知りたくない、という方は
ドラマ終了後に読まれた方が良いでしょう。

あくまでも楽しみ方は人それぞれですから。

それにしても、ドラマの第1話は、原作よりもより過酷だったので
びっくりしました。

京浜マシナリーとナカシマ工業が裏でつながっていたり、
更に佃製作所の技術開発部長の山崎のベンチャーキャピタルの友人も
ナカシマ工業と一枚噛んでいたというのは原作とは異なっているので
驚きました。

原作ではベンチャーキャピタルから1億5千万円の融資を得ているのに
ドラマではぬか喜び状態にされるのでホント絶体絶命状態です。

観ていて、「こんなピンチで打開出来るのか??」

なんて原作を読んでいながらも心配になるくらいのピンチでした。

第1話は拡大版だったので、内容も充実してましたし
直ぐに第2話を観たくなるよう出来栄えにもの凄く感心しました。

ということで、第1話をご覧になっていない方は、
絶対観ることをおすすめします。

で、調べたらドラマ「下町ロケット」はWOWWOWでドラマ化されてたんですね。

主人公の佃航平は三上博が演じてたようですが、熱い演技から言えば、
阿部寛の方が適任ですよね。なんで三上博だったんだろう??って不思議に思います。

この三上博が主人公か?と一見勘違いしそうな動画がアップされているので
削除されてなければ視聴してみてください。





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